色のある涙と無色透明な涙。

皆さんには気が病んでいる時、俗に言う病み期というものはありますか。

私はあります。しょっちゅうあります。特にオールした夜中の2時頃から朝の6時頃にかけてなんて地獄のような病み期が来ます。

 

病みというものは、これからの起こるであろう出来事や物事の不安が独りの私を潰そうとするものです。その重圧を感じ取ると、目からスッっと涙が流れるのです。過去の記憶を鮮明に思い出して悲観的になり、嘆き泣く夜もありますが、ほとんど意味や感情のない涙で枕を濡らす夜です。

 

この何色にも染まっていない涙は何故流れ出るのか。

「まだ自分は正常なんだ」と涙を流すことで身体から心へ落ち着けと言い聞かせたいのだと思います。人間はおかしく狂う時には涙は出ないと思うのでね。実際にこの無色透明な涙を流した15分後ぐらいにはぐっすりと眠っているのでね。

 

 

私と同じ、ただ流れ出る涙で枕を濡らす夜がある方は、自分と向き合えている方なのではないかなと思います。色のある涙を流している方が自分と向き合えていないと言う訳でないのはご理解いただきたい。多分、色のある涙を流している方は過去の記憶や感動したものと向き合えていると思うのです。

 

 

日中、ハイになっていた分、夜は暗いので泣いてもバレないのです。映画や本、思い出などに浸って気分を思いっきり沈めてみましょう。